各曲の解説、パート1です。
...と、言う訳で曲の解説等も含め、制作日記的なのを思い出しながら書いて行こうと思います。
iPhoneのスケジュールアプリを見ながらなので、当然「日時・事象等正確」ではない。
「明日から2学期始まります的な『始業式前日に書く夏休みの日記』」のアプローチなので、何卒ご了承ください。
(1)Voyager suite(ボイジャー・スウィート)
Violn:中西俊博
この曲は当初、「同じモチーフ」を「3つの別々なアレンジ」をして、それぞれを繋げて「作品(suite=組曲)」にしようと思っていました。
1番目=アンビエント物
2番目=フルオケ物
3番目=ビート物
モチーフ自体は、かなり以前から考えていた物を形にしていきました。
アルバム収録にあたって、2番目に入れようと思ってた「フルオケ物」が「予算+自分のスキル」的に納期までに完成するのが不可能だと判断して、冒頭のアンビエント部分とビートが入ってる部分(1番目と3番目)の2つで構成しました。
収録時間等を考えると、この形で今は正解だと思ってます。
アルバム収録にあたって、2番目に入れようと思ってた「フルオケ物」が「予算+自分のスキル」的に納期までに完成するのが不可能だと判断して、冒頭のアンビエント部分とビートが入ってる部分(1番目と3番目)の2つで構成しました。
収録時間等を考えると、この形で今は正解だと思ってます。
間奏の「ギター・ソロ」は、「とにかく普通じゃない感じ」=「70年代後半〜のアート・ロック(Heldonとか、アート・リンゼイ)っぽい感じにしよう」と、漠然と思ってはいました。
普段、仕事でおつきあいしているギタリストの方々に頼むと、それはもう真っ当で「音楽的にきちんとしたソロ」になると予想。
で、cali≠gariの「桜井アヲ氏」に依頼。
別に、「桜井アヲが音楽的にメチャクチャ」って、話しじゃなくて、多分、こう言うアート・ロックとか好きじゃないかなぁ〜と以前話しした時感じたのでw
彼の作品を聞いていると、「楽典がどーのこーの」って言う話ではなく「ある種の天才」だと。
彼の作品を聞いていると、「楽典がどーのこーの」って言う話ではなく「ある種の天才」だと。
で、思ってた通りバッチリなソロを弾いてくれました。
日本語で、更に「70's DISCOベースのフルオケ物」、例えば「Barry White物」を、今・現在やるとしたら、どんな感じになるんだろう?...って思っていたのが最初です。
タイトルの和訳も「愛の宇宙」だしね。
オケに関しては、予算と時間さえ許せば、「所謂さじ加減」も含め、聞いた感じを色々には出来るとは思っていたのですが、いざ、大体形になってきて、Barry White自身のあの「例の喋り」部分を「どうするか?どう解釈するの?」と言う問題に行き着きました。
日本で、喋りメインの作品では、過去に「中村晃子の”あまい囁き”」、ほぼアルバム全部が喋りの「岩下志麻の”炎のごとく”」等、あるにはあるのですが、どちらかと言うと、当時は学芸物。現在はカルト的な人気で色物扱い。
Barry Whiteの解釈を、そのまんま日本語でやるとなると「ワイルドな低い声のおっさんが、女を口説く時のエロ話し」的な、何と言いますか...とにかく「お笑い」にはしたくは無かったので、人選と共に別の物語を考える事に。
真意としては「都会的で、男女問わず聞いていて素敵な気分になる」と言うのをベースに考えました。
...と脳内で結論に達して、真っ先に「RHYMESTERの宇多丸さん」が、頭に浮かびました。宇多丸さんとは、以前、同じイベントの楽屋でご挨拶した事はあったのだけど、連絡先等分からずだったので「掟ポルシェ氏」に繋いで貰いましたw
どうしても「東京を切り取った物」を、やりたかったので作りました。
頭の中でのイメージは「写真家のアラーキー = 荒木経惟氏が撮った写真」とか、深夜にやってる「CXのNONFIX」のイメージ。
で、喋りをやってくれたのが「LinQの姫崎愛未さん」。
スタジオで、姫崎さんが第1声を発してから、そのスタジオに居る「おじさん全員の心を鷲掴み」で大変!
当然「ルックスもCute」だしで、もーね、本当に良過ぎて、おじさん達「何でも言う事聞いちゃいそう」になりましたw
話し戻って。
今年から活動の場を東京に移すとの事。彼女の成功を祈ってます!
つか。一瞬にして声で人の心を引きつけられるんだから、大丈夫!売れます!
その他、細かく曲の細部を解説すると、関係各位との間で非常にマズい事になると思われるので割愛しますが、僕の「我がままな+意味不明のオーダー」を全部聞いて、詩(ストーリー)を作ってくれた「某テ◯朝Pの鈴木サチヒロ氏」に感謝します。
タイトルの「BlueFilm」には、Wikipedia等で出て来る意味も含め、全く関係がありません。
ただ、何となく「裏で通底している感じ(匂い)」が、タイトルから出るイメージに欲しかっただけです。
で、喋りをやってくれたのが「LinQの姫崎愛未さん」。
スタジオで、姫崎さんが第1声を発してから、そのスタジオに居る「おじさん全員の心を鷲掴み」で大変!
当然「ルックスもCute」だしで、もーね、本当に良過ぎて、おじさん達「何でも言う事聞いちゃいそう」になりましたw
話し戻って。
今年から活動の場を東京に移すとの事。彼女の成功を祈ってます!
つか。一瞬にして声で人の心を引きつけられるんだから、大丈夫!売れます!
その他、細かく曲の細部を解説すると、関係各位との間で非常にマズい事になると思われるので割愛しますが、僕の「我がままな+意味不明のオーダー」を全部聞いて、詩(ストーリー)を作ってくれた「某テ◯朝Pの鈴木サチヒロ氏」に感謝します。
タイトルの「BlueFilm」には、Wikipedia等で出て来る意味も含め、全く関係がありません。
ただ、何となく「裏で通底している感じ(匂い)」が、タイトルから出るイメージに欲しかっただけです。
作詩、歌:和田昌哉(Quadraphonic)
「おされなJazz」と「HipHop」が合わさったトラックは色々とあれど、もう少しプリミティブと言うか、人が持ってる「本能・欲望」とかの要素を入れ解釈を変え、更にスパイスで、現代音楽とかのの「編集した感を入れたら」って思って作ってみました。
そりゃぁ出音のパラメーター弄り倒しましたよー(笑)
もっと「音の洪水みたい」にグチャグチャになると思ってたんだけど、意外にすっきり。
和田君と電話で打ち合わせの後、数回やり取りして完成。
で、和田なんだけど、一時同じ事務所だったりで、もう知り合ってから15年位たちます。
初期のケミストリー他、和製R&B作品では、沢山名前を見ます。
期待の作家です。
曲名の「Bogota」は、南米コロンビアの首都名です。
これまた、タイトルには全く意味がありませんw
(5)MAS03(マスゼロサン)
最初(Jazz Saxではなく)7管位の「クラシック・サックスだけのアンサンブル」をメインにして、全生で録ろうと思っていてスケッチを作っていました。
もう、まんまなミニマル物を作りたくて。
その後、和音・構成等の確認も有ったので、一度、フルでスコアを書いている途中で、諸般の事情で打ち込む事に。
「どうせ打ち込みでやるなら」って思って、思い切って「生楽器だけって言う括り」を外しました。
(6)Warm Darkness(ウォーム・ダークネス)
作詩、歌:書上奈朋子
曲のモチーフ自体は、相当前に思いついていて、何年か前に、久しぶりに書上嬢と世間話しをした時に「試しにやってみる?」的な感じで作り始めました。
その後、暫く時間が空いてしまったのだけど、今回ソロを作るにあたって、リアレンジして、再度、書上嬢に歌い直して貰いました。
書上嬢のソプラノがとても素敵なんだけど、この方、芸大では作曲科卒。
以前、彼女が所属していたユニット「エキセントリック・オペラ」でもキーボードってさ...歌えるなら、最初から歌ってれば良かったじゃん。
オレ、歌えないもん(笑)
画像は、ライナーノーツを寄稿して頂いた師匠の「鷺巣詩郎氏」
→<その4>に続く。
アルバムの情報ページが出来ました。
https://www.facebook.com/mirrorballflare
2014年3月12日の発売です。