2011年8月18日木曜日

最近...


「...ブログ書いてないですねー」って言われるので、某フリーペーパー(?)に寄稿したのを、無断で転載しますね(笑)


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「モニター環境」と「ローエンド(低音)」に付いて話ししますね。


最近は、パソコン・ソフトが低価格で更に高機能なので、自宅で音楽を作ってる人も多いと思いますが、音楽の作業をして行く時、モニターの音量が重要な役割を果たす時があります。

特に、ダンスミュージックの場合、ローエンドの聞こえ方一つで「全体のノリ」とか「作業のヤル気」までも左右する事が多々あります。

日本の住宅事情を考えると「大音量が平気な一軒家に住んでる」とか、「自分専用の防音室を持ってる」方は、恐らく少ないと思うので、昼間はまだしも、てっぺん越えてからの大音量は、ご近所さんとの諍いの元にもなります。

そもそも、ダンスミュージックを昼間から作る気には、ならなかったりしますが…(笑)

自分の場合、時間帯や場所に左右されずに作業したいので、外のスタジオ以外は、常にヘッドフォンで作業しています。

10年位前に、相当数のヘッドフォンを買って選んだ結果「SONY MDR-Z900(絶版)」を今でも使用しています。

ダンスミュージック、特にクラブでしか掛からない曲とかは「ローエンドが命」だったりするので「ローが出てて当たり前」、「大音量のクラブでしか聞こえない重低音」でも問題ないのですが、自分が「出入り業者」をやってる「J-pop」等の「歌謡曲」に分類される物は、リスナーの多様な再生装置(テレビ、カーステ、パソコン等)でも、「ローエンド」が聞こえないと不味い事になります。

小さいスピーカーだと、単にベースが聞こえない「スカスカの音」に聞こえ、クレームの対象になったりします。


そこで登場するのが、プラグインです。

イコライザーで手っ取り早く出す方法もあるのですが、自分は「ベース・エンハンスド系」の物を多用しています。

「ベース・エンハンスド系プラグイン」とは、原音に対して「1オクターブ下の音」等を加え、見かけ上の「低音の帯域」を増やして、聴感上の低音を聞こえやすくするソフトです(ハードウエアー系だと「DBX 120xp」も同じ効果があります)


自分は、「waves Maxx BASS」「waves Renaissance BASS」を使用してます。

ただ、誤解の無い様に付け加えると、ヘッドフォンとか大音量でしか聞こえないローエンドもあるので、他のプラグインと同様に「何でもカンでも使うのでは無く」パラメーターをいじり倒して、自分独自の設定を見つける事が必要だと思います。


今日の1曲。

Van McCoy " The Hustle"

当時、”ハイファイ”と言う言葉があったなら、間違いなく一番になった曲。今でも、ハイファイ。