2014年6月20日金曜日

ハーフ・ディミニッシュ

「ハーフ・ディミニッシュ」(Half Diminish)(φ)


中学〜高校に掛けて、コードネームとコード進行をかじり始めた時、大嫌いだったのが「ハーフディミニッシュ」です。
もーね、鍵盤で押さえると「じとっ」とする感じで、和音の響きがとにかく暗い。

その後、2000年位までは代理コードを充てて極力使わない様にしていましたが、最近は「これはこれでアリかなぁ〜」と結構多様していますw

大人になって「子供の時に渋くて食べられなかった物が美味しく感じる」と言う感覚に近いのではないか??と勝手に思ってますが(笑)

さておき。

何の事か分からない方の為に軽く解説を。

例:「Cメジャー」「ハ長調」(白鍵盤だけの音階ね)で弾くと...

下から「シ(B)ーレ(D)ーファ(F)ーラ(A)」の構成音。

コードネームだと「Bm7(♭5)」。
クラシックの移動ド表記で「Ⅶm7(-5)」。
記号で「Bφ」。

...と言う和音です。

※ ハーフディミニッシュの話しに伴う、コード理論に付いては、良い教則本が沢山出てるのと、最近は、解説する人のバックボーンにしてる音楽に寄っては 、少し解釈が違うの感じがする物もあるで、ここでは割愛します。

とにもかくにも「暗い感じ」がダメだったので、代理コードを探しまくりました。
で、見つけたのが「Asus4 on B」。

左手で、ルート(根音)「=シ(B)」で、
右手で、下から「ラ(A)ーレ(D)ーミ(E)ーラ(A)」。

「sus4」独特の「緊張感・透き通った感じ」で、誤摩化してますw

余談ですが、ここ最近の現代音楽寄りな物でも、この「sus4」を使って「新しい響き」「新しい和音の進行」を見つけるって言う音楽も増える感じもします。

画像は、4月18日代官山UNITで開催された「松井病院」楽屋での集合写真です。